ICPC2019 Seoul Regional 参加記

2019年11/09(土)に行われたICPC2019 Seoul Regional にkort0n,risujirohと参加してきました。日本からは唯一の参加チームとなりました。3泊4日の記録です。

出発まで

 国内予選が終わった時点から、どこかには行きたいという話をしていたが、なんだかんだ皆忙しくて10月頭まで放置になっていた。やはり行きたいという話になり、他の東大チームでSeoulに行くチームがないならSeoulにしようということになり、東大のコーチに問い合わせると、いないということだったので決定した。皆で適当に調べつつ、飛行機とホテルを予約し、Wi-Fiなど生存に必要な準備をした。

前日(11/6)

 新宿に前泊、なぜ成田にしなかったんだ...。一方チームメイトはライブラリを作っていた。お疲れ様です...。

1日目(11/7)

 国際線に乗るのは(記憶上)初めてで、不安ながらもわくわくしていた。UKUNICHIAの飛行機が遅延していた。

飛行機の中では文字列アルゴリズムの話をしていた。

ホテルの場所を調べつつホテルへ向かう。鉄道の案内は日本語や数字などわかりやすいものが多く、あまり困らなかった。

両替を仁川空港にあるはずの自動両替機でしようとした(レートが良いらしい)が、ちょうど休止中だったらしく他の場所にある自動両替機を探しまわった。ちょうどホテルまでの経路上の駅の近くにあって助かった。その後は難なくホテルに到着。ホテルの人との英会話イベントが発生するが乗り切る。
 ホテルに着いてWi-Fiを繋ごうとしたが全く使えず、予約したポケットWi-Fiもなぜか使えなくなり絶望しながら夕食へ。ホテルに戻った後に他の部屋のWi-Fiの中には普通に使えるものがあるとわかり、ガチャをして安定するものを見つけてkort0nがポケットWi-Fi会社に連絡してくれた。

疲労がたまっており皆早めに就寝。

2日目(11/8)

 ポケットWi-Fiが回復していた。朝食が美味しかった。

ICPC受付の準備をしていたら今更持ち込み物のルールがメールで送られてきてキレる。

practiceまで微妙に時間があるので近くの見栄えの良いショッピングモールを見に行く。

適当に歩いて昼食。おいしかった。

会場の世宗(sejonn)大学に到着。

受付で何をすればいいかわからなかったが、スタッフにExcuse meしてなんとか受付を済ませる。(大切なのは話しかける勇気)

時間になるとルール説明が始まる。英語もあってよかった。おじさん(KAISTの教授ですが....)"DO NOT TOUCH ANYTHING"をひたすら言っていた。

practiceは去年の問題で、kort0nがすごいコーナーケースがある問題をrisujirohにやらせる。見事にハマっていてkort0nが笑顔でガッツポーズしていた。

ホテルに戻ると体調が悪くて少し寝た。起きても体調が悪かったが、HTTF本選のメールが来て少し元気になった。あと789の人から日本語でリプライが来ていて感動した。
夕食は焼肉で、肉を食っているうちに体調が回復した。

ホテルに帰って雑談をして就寝。

3日目(11/9)

 コンテスト当日。朝早かったので朝食の代わりにカフェラテを貰ったが、とても美味しかった。

コンテスト

 相変わらずDO NOT TOUCH ANYTHINGと言われていたが、TOUCH SOMETHINGしている人が結構いた(は?)。

 2人で実装を回すようなので、自分は問題を読んでやるべきそうな問題を探す感じに。最初のムーヴはkort0nが環境設定、A-Fを僕、G以降をrisujirohが読むことに。Aは謎のグラフが実質答えで、やるだけでは?と言いつつrisujirohに投げる。その後なんかいろいろあって僕がIを読み、にぶたんするだけでは?と言いつつkort0nに投げる。その次にLを読み自分が作った問題とほとんど同じじゃんと言いつつkort0nに投げる。あとrisujirohが気づいたらJを通していて、AIJLを通すまでは割とよかった。
 この間に他を読んでおく。Bはよくありそうで解けそうに見えるので投げる。ほどなく解法が出てkort0nが実装。問題の伝達ミスが発生してもったいなかった。その間にrisujirohがH、僕がGを読む。Gを少し考えるとdpっぽいねという気持ちになり、risujirohと話してよさそうという気持ちになる。Bが終わったあとHを書き始め、その間にGを伝える。最初はkort0nがdpに懐疑的だったが最終的に実装に入ってくれた(ここら辺伝え方が雑でどんな感じかの遷移もわかっていたのでもっとちゃんと自分が詰めておくべきだった...)。ここら辺でKの議論も始まって、平面を回転させながら全部調べるという感じでHを終えたrisujirohが詰めに入る。自分はC-Fを読む。Cは解けそうだが自明なところから進まない、Dは不可能そう、Eも不可能そう、Fはまだやりようがありそうだがわからん、という感じでCとFを中心に考えていた。 GとKを交互に実装し、Gは難なく(セグ木の写経をミスったらしい?)通ったがKがなかなか通らない。サンプルを作ることも考えたが手ではとても難しく諦める。提出デバッグの結果なんとか通る。その後kort0nがEをやりはじめるが、結局サンプルさえ間に合わず終了。一回サンプルが間違っていないかと言いながら提出した(出力の意味を取り違えていた)。

Gは自分がもう少し詰めておくべきだったのでそこが心残りだった。

韓国語の企業トークのあと、Yes/Noタイムへ。凍結が終了2時間前だったが、Yes/Noはかなり楽しかった。横浜も終了2時間前凍結でいいよ(は?)。全体11位だったが表彰される。Cafe Mountainが全完して心底驚いた。

夕飯を終えホテルに戻る。夜は寒かった。

4日目(11/10)

 早起きして観光したりお土産を買ったりした。お土産を買ったお店の店員が普通に日本語を話していてびっくりした。

日本に戻る頃にはさすがに疲れ果てていて、課金して特急で帰った。

コンテストはほとんどわくわく要素はなく、きっちりと準備されていてよかった。韓国内の移動中も日本語の案内が結構あって特に大きな問題はなく、良い旅行(現実逃避)だった。横浜も楽しみたい。